はじめに
プラットフォームエンジニアは、ネットワークの知識を前提としたトラブルシュートなどの業務を担当する機会はしばしばあるでしょう。したがって、業務で触れることの多い TCP/IP プロトコル群やその前提となる一般的なネットワークの知見が求められます。
そこで今回は、ネットワークの基礎的な内容を理解するための学習方法を紹介します。
『マスタリングTCP/IP―入門編―』を読もう
まずは『マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)』を通読しましょう。
どんな本なのかは以下紹介文を読むとわかると思います。
豊富な脚注と図版・イラストを用いたわかりやすい解説により、TCP/IPの基本をしっかりと学ぶことができます。プロトコル、インターネット、ネットワークについての理解を深める最初の一歩として活用ください。
マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)
マインドマップにまとめよう
本の内容をマインドマップにまとめていきましょう。私の場合は以下のようにまとめています。
著作権の問題があるので、一部除いて情報を隠しています。まとめるポイントは次の通りです。
- OSIとTCP/IPの階層モデルそれぞれについて役割を理解する
- TCP/IPプロトコル群はすべてを覚えようとせず代表的なプロトコルを理解するようにする
2点目について補足します。
TCP/IPプロトコル群はすべてを覚えようとせず代表的なプロトコルを理解するようにする
ではどのプロトコルに注力すればいいのか、個人的なおすすめを記載します。SSL/TLSなどセキュリティに関わるプロトコルはここでは触れません。この本はセキュリティはセキュリティとしてまとめられているので、ここでもそれを踏襲します。
- Ethernet
- IP
- DNS
- ARP
- ICMP
- DHCP
- TCP
- UDP
- HTTP
- SMTP
- POP
- SSH
これらは、日々の業務やそれに関連する学習時によく見るものです。個人的な見解となってしまい恐縮ですが、このあたりはおさえておくとよいと思います。
マインドマップを定期的に見返そう
以下と同様なので割愛します。
さいごに
今回はネットワークを理解できるようになるまでのトレーニング方法を紹介しました。自分で実際にやってみて効果を実感しているやり方なので、ぜひやってみてくださいね。
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